山脈と砂漠がおりなす 大自然の魅力満載の国立公園 グレート・サンド・デューンズ国立公園
2018.05.05
グレート・サンド・デューンズ国立公園は2004年9月米国議会により国立公園に制定されたアメリカで最も新しい国立公園です。 サンルイスバレーと呼ばれる盆地の東端に位置し、約85,000エイカー(340km²)の広大な面積を誇り、公園内には北米で最も標高の高い砂丘があります。 デンバーから車で南へ約4時間、コロラド州南部に位置するグレート・サンド・デューンズ国立公園を目指し車を進めていくと、背景にサングレデクリスト山系の山が次々と姿を現し、遠方に巨大な砂丘群が近づいてきます。 北米大陸最大級の砂丘地帯の後ろに4,000メートル近くそびえたつロッキー山脈からはアメリカの雄大な大自然を感じることができ、山脈と砂漠が融合した大自然の迫力と魅力に引き込まれそうになります。
公園に入る際には入場料が必要です。 車両1台US$15、モーターサイクル1台US$10となりますので、事前に準備しておきましょう。 公園内は非常に標高が高いため、水分をしっかりとり、体が慣れるまで急激に動いたりするのは避ける様にしましょう。
グレート・サンド・デューンズ国立公園で一番高い砂丘は233m。 登るのはけして楽ではありませんが、頂上から見る景色はまさに疲れもふっとんでいく様な絶景です。広大な景色の東側には1年を通して雪が残ることが多いサングレ デ クリスト山脈、西側には空に向かってそびえたつ荒々しい峰のサン ファン山脈が見え、アメリカ大陸の雄大さを全身で感じることができます。 また、グレート・サンド・デューンズ国立公園砂丘の頂上では、そりで直滑降を楽しむこともできます。サンルイスバレーのお店でそり、もしくはサンドボードを借りるのをお忘れなく。 雄大な砂丘の頂上からそりで滑り降りるのは想像以上の楽しさです。 おすすめは動画撮影。バッテリー切れにならない様に充電もしっかりと行ってきましょう。 岩だらけの道もあり、探検気分でトレッキングもできますし、静かな小川のきれいなせせらぎで癒されたり、水遊びを楽しむこともできます。 せっかく訪れたのであれば、宿泊キャンプもおすすめです。 満月の夜に砂丘を散策、静寂で美しく澄んだ夜空のキャンプは一生忘れられない思い出になること受け合いです。
雪解けの季節に訪れた場合に忘れてはいけないのがメダノ クリークです。 砂の上に現れる水流は流れが穏やかなので、泳いだり、浮き輪を使ってぷかぷか浮いたりすることもできます。 下流に流れる水の流れはまるで海の波の様に見え、不思議な景色を楽しむことができます。 小川の砂で砂の城を作る様な遊びもできてしまうので、この時期に訪れた方はぜひトライしてみてください。 また、森林地帯と高山地帯にはハイキング・トレイルが多数あります。 おすすめはモントビル ネイチャー トレイルでのトレッキング。 針葉樹の木漏れ日を浴びながらのトレッキングはグレート・サンド・デューンズ国立公園ならではです。 登山の経験者、自信がある方はヘラルド山に登ってみるのはいかがでしょうか? いくつもの湖を眺めながら山を登り、標高 4,053 m の頂上から広大な砂丘を見下ろすことができます。
公園は大きく分けて砂丘地帯、森林地帯、高山地帯の3ヶ所に分かれているのですが、共通して夏は暑く、冬は寒さが厳しい砂漠気候になります。 公園の魅力を存分に楽しめるおすすめのベストシーズンは5月~9月です。 ただし、夏は昼は30度を超え、夜は10度を下回り、一日で20度以上の気温差になることもあります。 夏といえどもジャケットなどの羽織るものは準備しておいた方が良いでしょう。 また、日差しが強く、砂の温度も高温になりますので、サングラス・日焼け止め・靴は必須アイテムとなります。 山脈と砂漠がおりなす大自然、魅力満載の国立公園を思い切り楽しんでみませんか?