ジャック・オー・ランタン
2017.09.30
こんにちは!
今日は、秋の風物詩「ジャック・オー・ランタン(Jack-o’-Lantern)」の作り方をご紹介します!
まず、なんでジャック・オー・ランタンと呼ぶのだろうか?という疑問を持たれると思いますが、このジャック・オー・ランタンを飾る習慣は、スティンジー・ジャックが登場するアイルランドの神話に由来しているそうです。
その物語によると、ジャックは2度に渡って悪魔をだました上に、悪魔が10年以上の間ジャックに近寄らないという約束をさせました。ジャックが亡くなると、神がジャックを許して天国に召すわけもなく、近寄らないと約束した悪魔が地獄へ連れて招くこともできず、ジャックは天国にも地獄にも行くことができませんでした。あの世とこの世をさまよっているジャックは、悪魔からもらった石炭をカブの中にいれ、地球をうろついているそうです。アイルランド人は、この幽霊の姿を「ジャック・オブ・ザ・ランタン」と呼び始め、やがて「ジャック・オー・ランタン」と呼ぶようになったそうです。
それ以来、アイルランドやスコットランドでは、人々はカブやじゃがいもに傷ついた顔を彫り、窓やドアの近くに置いて、スティンジー・ジャックなどの悪霊を驚かせるために、作り始めたそうです。
と、神話は省略していますが、なんとも不気味な物語が由来でした(汗)が、この神話を知っているアメリカ人の方が少ないと思いますので、ご心配なく。ホストファミリーがアイルランド系アメリカ人の方だとご存知かもしれませんね!
では、楽しくジャック・オー・ランタンを作りましょう(笑)
まず、ジャック・オー・ランタンといえば、パンプキンですね!ご紹介した神話のように、アイルランドやスコットランドでは、カブなどを使用されていた(使用されている?)ようですが、アメリカはパンプキンを使用します。
パンプキンは皆さんご存知の通り、かぼちゃですが、こちらのかぼちゃ、オレンジ色です。パンプキン畑はもちろんのこと、スーパーでも大量に売っています。小さなものから大きなものまで、サイズは様々です。お好みのサイズをお選び下さい。
そしてこのパンプキンたち、お料理に使うと言う人を聞いたことありません。ほとんどがジャック・オー・ランタンを作るためや、デコレーションのために買われるみたいです。ではパンプキンパイは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、パンプキンのレシピには、パンプキンの缶詰めが使われています。どうも生のパンプキンは、水っぽくて美味しくないそうです。しかし食べれないものではありませんので、ご興味のある方は味見されても面白いかもしれません。
そして、ジャック・オー・ランタンを作るのに必要なものが、このようにお店に売っています。
ジャック・オー・ランタン用のデザイン画も売っています。自分で絵を書いて作ることもできます。絵が苦手な方や、難しいデザインに挑戦したい方は、是非買ってみて下さいね。
そして、ジャック・オー・ランタン用の道具。
それでは作り方に入ります。
1.まずは、ヘタの周り(あとで蓋にもなりますので、きれいに切りましょう)をノコギリのようなもので切り取り、中身の種などを全てヘラを使って取り除きます。
2.デザインを選び、ペンで直接パンプキンに書いていきます。
3.ノコギリを使ってデザイン通りに切っていきます。これで完成です。火を灯したい方は、中にろうそくを入れましょう。パンプキンは生モノですので、やはり腐ってきます。外に飾る方が無難かもしれません。
我が家の去年のジャック・オー・ランタンはこちちらです。わかりますでしょうか?左側は、アメリカンフットボール、シカゴベアーズのロゴです。そして右は、アナと雪の女王のエルサです。両方ともデザイン画を使わずにフリーハンドでいきました。そのため、エルサの鼻の穴が大きくなってしまって、なんだか◯島三郎似(笑)
お店でこんなものも見つけました。なんと、パンプキン用のタトゥー。これは日本へのお土産にも喜ばれそうですね!
いかがでしたでしょうか、ジャック・オー・ランタン?是非体験してみて下さい!