コロラドの春

2018.05.10

1年の300日が晴れと言われるコロラドですが、春は雨季でもあり、竜巻・大雨・雹・みぞれ・雪も降ります。

そうですね、コロラドでは9月から5月まで雪が降る可能性があると思って下さい。

一般的に、クリスマスよりも春のイースター(キリスト復活祭)の方が雪が降りやすいとも言われています。

先日、ドカ雪が降りました(笑)

パウダースノーで有名なコロラドですが春の雪は水分をたくさん含んでいるので、

べったりとしていて木々の枝が雪の重さに耐えきれずボキボキ折れるほどです。

(ドカ雪の前の雹。ゴルフボールサイズの雹が降ったこともあります。)

ドーン!!!この後更に積もりました。

春の雪は道路ではすぐ溶けるので積もりません。

積もるのはデッキやお庭。よって、会社も学校も普通にありますよ〜。

つらら。まさに凶器。

春は夕立も多いので、虹が見れることも多いですよ。これはダブルレインボーです。

雪が降ると聞くと春は寒いイメージをもたれるかもしれませんが、なんと夏日も来ます(笑)

風もなく太陽が出ていると半袖にサンダルという、まるで夏のような気候。

そうと思っていると、次の日には大雪ということもよくあります。

ということは、春秋は半袖から冬用ジャケット、サンダルからブーツまで必要です。

そして必需品になってくるのが天気予報アプリです。私も毎日チェックしています。

ちなみに、アメリカでは気温は摂氏(℃=Celsius)ではなく華氏(°F=Fahrenheit)を使用します。

氷点が0℃ではなく32°F。全く氷になるイメージが湧きません。

℃から32を引けばいいのか!と一瞬思いますが、なんと計算方法は、℃=(°F-32)×1.8です(笑)

では沸点はと申しますと、100℃ではなく212°Fです。

これまたかなりの熱湯なイメージ。ややこしい。そして面倒臭い。

これは感覚で覚えてしまいましょう!

ちなみにアメリカ人と気温の会話をする時は、

わざわざFahrenheitは使用せず、度のdegreeを使用すればOKですよ。

「I can’t believe it’s snowing today.  It was over 80 degrees yesterday!

(今日は雪だなんて信じられない。昨日は80度以上もあったのに!)」

なんていう会話は、コロラドあるあるです。

(摂氏表示)

(華氏表示)

春のドカ雪ですが、あっという間に溶けてしまいます。

これは晴れが多いコロラドの良いところ!他の州ではこんなに早く溶けません。

今回も二日後には跡形もなくなり、早速うさぎの赤ちゃんたちが6匹も遊びに来ていました。

遊びに?と思われると思いますが、そうです、このうさぎたちはペットではないんですよ。

野生!我が家の場合は、柵にワイヤーをつけていますので裏庭には入って来ませんが、

前庭には毎日のようにやってきます。

日本在住のお友達が遊びに来てくれた時も、大興奮でうさぎを追いかけ回してました(笑)

またうさぎを追いかけに遊びに来たいそうです。野生のリスも来ますよ〜。

ドカ雪の翌日。見えますでしょうか。

澄んだ青空と遠くのロッキー山脈がきれいで、思わず車内からパシャリ。

コロラドのクレイジーなこの春の天気、いかがでしょう?少し心配させてしまったかもしれませんね。

私もよく「こんなに晴れたり雪が降ったりして体は大丈夫か?」と日本の家族や友達に聞かれます。

でも信じ難いかもしれませんが、大丈夫なんです!

コロラドの住宅事情は日本とは異なり、どこもセントラルヒーティングが備わっています。

セントラルヒーティングとは日本のデパートや会社のように、建物内どこでも温かい素敵なあれです。

そして乾燥地帯ですので、湿気の多い日本より体感も寒くないようです。

私は去年の冬、10年ぶりに日本へ里帰りしたのですが、

コロラド在住日本人のお友達に「日本は寒いよ」と忠告されていました。

そして実際に日本に到着してみると・・・・・・。極寒!!

あの寒さに慣れるのには数週間かかり、なぜ冬に帰ってきてしまったのかと後悔までしました(笑)

そして、晴れの日がすごく少ないので雨や雪が降っていなくても寒い!

私はコロラドで甘やかさせて生活していたのだと実感しました。

是非このコロラドのクレイジーな春を体験しに来て下さいね。