歴史あるライブハウス「オグデンシアター」で聴く音楽は価値がある
2019.01.10
こんにちは!
デンバーでコンサートを楽しみたい時、どこに行けばいいか知っていますか?オグデンシアターは、コンサートを楽しみたい方が集まる場所。しかも、超メジャーなアーティストではなく、全国のライブステージを回っているアーティスト達が主役です。
今回は、そんなシアターの魅力をご紹介します。
オグデンシアターは、1917年にデンバーに建設された劇場兼コンサートホールです。収容数は1600人ほどですが、歴史ある場所として国から認定を受けています。しかし、経営者が二転三転として1990年に一度閉鎖されています。それから数年後、買主が現れ様子は一変。それまで、映画を中心に取り扱っていましたが、コンサートを中心した場所に変わりました。今では年間150件以上のコンサートがおこなわれています。
しかし、実際どのようなアーティストがコンサートを行っているかわからないと思いますので、数名のアーティストをご紹介します。
・MisterWives
世界中で徐々に人気を博しているMisterWives。デビューアルバム「Our Own House」をひっさげて、世界中のミュージックフェスティバルやライブスタジオでパフォーマンスをおこなっています。近年では、彼らの演奏は新しいステージに入りました。少しまったりとした音楽で、聴くものを魅了する音楽は、将来大きなバンドになるのではないかと感じさせてくれるほどです。
バンド結成時から、長い下積みを経て、バンドキャンプと呼ばれる数ヶ月にも及ぶレコーディングをおこないました。そこで生み出された音楽は、格別でクリエイティビティを感じます。
このような音楽をオグデンシアターで聞けば、その声がシアター中に広がるでしょう。きっと、大きなコンサートホールで聴くよりも心に響く音楽になるはずです。
・JA RULE AND ASHANTI
あまり日本では知られていませんが、この二人は2000年代にもっとも成功したラップミュージシャンの一つです。それぞれ別々で活動をしていましたが、デュエットとして音楽を発表。Ja Ruleは男性のラップアーティストでしたが、元々は一人で活動をして、コラボをしても男性シンガーのみでした。それが2枚目のアルバムを出して以降、女性R&Bシンガーとも共演するようになり、現在のようにASHANTIとライブをおこっています。
・TOVE LO with Daye Jack
popミュージックでありながら、独特のサウンドを刻む彼女の音楽からは、彼女の才能を感じることができます。そんな彼女の音楽の基礎は高校時代にあると言われています。彼女が通っていた高校は、勉強よりも音楽を演奏することを大事にしており、そのおかげで様々な音楽に触れる機会がありました。さらに、音楽で重要な作詞の仕方もここで学び、まさに音楽の基礎を高校で叩き込まれたと言えるでしょう。
シンガーとして活動し始めたのは、お金を稼ぐためでした。デモのテープを送りチャンスを伺っていました。彼女の歌の特徴は、その独特なミュージックにありますが、実は詩がとても繊細。失恋、ドラッグ、アルコール、ナイトライフなどの実体験をもとに、エモーショナルに書かれています。大きなコンサートホールで演奏することはありませんが、彼女の歌声はオグデンシアターの中に美しく響くでしょう。
以上、3人のミュージシャンをご紹介しました。オグデンシアターは、古くは映画や演劇が中心でしたが、時代の移り変わりとともに、コンサートホールとしての役割を大きくしてきました。もともと、誰も引き取り手がおらず、一度は閉館した身。これから伸びていく若い才能や、年老いても頑張るアーティストを応援する場所として、今後もデンバーを盛り上げていくでしょう。
デンバーに留学することがあれば、オグデンシアターで一度エンタテイメントを楽しんでみてはいかがでしょうか。
施設情報
名前:オグデンシアター(Ogden Theatre)
住所:935 East Colfax Avenue Denver, Colorado 80218
ホームページ:http://www.ogdentheatre.com/