MLK Day
2018.02.07
1月15日の月曜日は、MLK Dayこと、「マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの日(Martin Luther King Jr. Day)」でした。今年は、たまたま彼の誕生日が祝日でしたが、毎年1月の第3月曜日が祝日になります。
マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは、キリスト教プロテスタント派の牧師でもあったことから「キング牧師」の名で知られていて、アフリカ系アメリカ人の公民権運動の指導者として活躍されました。1964年にノーベル平和賞、2004年に議会名誉黄金勲章を受賞され、アメリカの人種差別の歴史にとって非常に重要な人物の1人です。
まず、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの「ジュニア」ですが、服のジュニアサイズのように、子供という意味でも使用されますが、このように名前に付いている場合は「父と息子が同じ名前」という事を示します。日本では親子で同じ名前にすることはありませんが、アメリカでは息子さんにお父さんと全く同じ名前を名付けてもいいんですね。名前の区別をつけるためにも、息子にはジュニアとつけるわけです。そして、お父さんが亡くなった後にジュニアを取るようです。
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1963年8月28日に、ワシントンDCで行われた人種差別撤廃を求めるデモ「ワシントン大行進」で行われた、キング牧師の有名な演説「I Have a Dream(私には夢がある)」は、ご存知な方も多いのではないでしょうか?
キング牧師の演説の一部をご紹介します。
”I have a dream that one day right there in Alabama little black boys and little black girls will be able to join hands with little white boys and white girls as sisters and brothers.”
「私には夢がある。それはいつの日か、黒人の子供たちが白人の子供たちと兄弟姉妹のように手を取り合うこと。」
“I have a dream that my four little children will one day live in a nation where they will not be judged by the colour of their skin but by the content of their character.”
「私には夢がある。それはいつの日か、私の4人の子供たちが、肌の色ではなく、人格によって評価される国に住むということ。」
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キング牧師のお話は、小学校年長組(年長組をキンダガーデンといい、小学校の1年目です。キンダガーデンを終了すると小学校1年生になります)から、学校で学ぶんですよ。
先生が本を読んでくれたり、昔は、白人と黒人が同じバスに乗れなかったこと、同じ学校へ通えなかったこと、そして、今はみんな平等であることを学びます。
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いかがでしょうか、MLK Day?人種の問題は、今でも根強く残っていますが、これもアメリカの特徴の1つですね。