留学してよかったこと
私は、行きの飛行機でまず、周りがほとんど外国人、CAさんも日本人は一人だけ、機内放送ももちろん英語、という英語・外国人に囲まれた環境がとても心細く、怖かったのを鮮明に覚えています。私の英語力ではコミュニケーションが成り立たないかもしれない、そして成り立たなかったらどうしたらいいのだろうという不安しかなかったからです。しかし、帰りの飛行機では全く怖くありませんでした。留学を通して、自分の英語力と発音力で必要最低限のコミュニケーションはとれるのだとわかって自信になっていたのと、外国人も同じ地球人、という意識が芽生えて、外国人に対する精神的な垣根がなくなっていたからです。私はこの帰りの飛行機で自分の成長をはっきりと感じ、嬉しく思いました。
そして何より、私は留学して、自分に自信が持てるようになり、人生が楽しくなりました。デンバーの人々が皆、私を大切にしてくれ、私のいいところをたくさんほめてくれたからです。帰国後私は、笑顔が増えました。そして私は、コミュニケーションの楽しさを改めて発見しました。「いい天気だね」そんな簡単な会話でも十分楽しいなと思いました。また、デンバーの人々は皆、人生を積極的に楽しんでいるように見えました。私のホストマザーとホストファザーは毎日、18時には帰宅し、夕食までの時間はギターを弾き、夕食は二人で一緒に作り、夕食後は映画をゆっくり見て楽しんでいました。また、金曜日の夜はレストランに行ってディナーを食べながらジャズを聞いたり、休日には山登りに行ったり、パーティーに行ったりしていました。街に出ても、皆陽気でフレンドリーで、レストランで隣になった人と楽しそうに会話をしたりしていました。そんな姿を見て、とても幸せそうな人生だな、と思いました。帰国後も、私もあんな豊かな人生を送りたいな、と思い返して、わくわくしながら今を過ごしています。