留学の授業についていけない時の対処法は?挫折せずに乗り越える方法をご紹介

2025.09.10

留学先での授業についていけず、不安や焦りを感じてしまう学生や社会人は少なくありません。「こんなはずじゃなかった」「自分には無理かもしれない」と悩んでいる方も実際にいます。

しかし、授業についていけないと感じるのは、決して不思議なことではありません。むしろ、それはあなたが新しい環境で挑戦している証拠であり、多くの留学生が通る「成長のための壁」です。

今回の記事では、コロラド州専門留学会社I’ll be the Oneが、留学の授業についていけないと感じた時の具体的な対処法と、挫折せずに乗り越えるための心構えを紹介します。この壁を乗り越えれば、あなたの留学は格段に充実したものになるでしょう。

留学でついていけないと感じる3つの原因

まずは、なぜ授業についていけないと感じてしまうのか、その根本的な原因を理解しましょう。原因が分かれば、適切な対処法も見えてきます。ここでは、多くの留学生が直面する3つの主な原因をご紹介します。

1.英語力不足で授業の内容が理解できない

留学先での最も大きな壁が、やはり英語力の不足です。日本でいくら英語を勉強してきたとしても、実際の授業では想像以上のスピードで専門用語やスラングが飛び交います。

教授の説明が聞き取れない、教科書の内容が理解できない、ディスカッションのスピードについていけないといった状況は、語学力のレベルに関わらず珍しくありません。

特に、ネイティブスピーカー同士の会話では、教科書には載っていない表現や省略形が頻繁に使われます。TOEFLやIELTSで高得点を取得していても、実際の授業では苦労するケースは少なくありません。

2.授業のスピードや学習量に慣れていない

海外の大学では、日本の教育機関とは比較にならないほどの学習量が課される場合があります。

毎週大量のリーディング課題、頻繁なレポート提出、グループプロジェクトなど、授業外での自習時間が膨大になるのが一般的です。日本の「受け身の授業スタイル」に慣れていると、このペースについていくのが困難に感じられるでしょう。

また、授業の進行スピード自体も非常に速く、一度理解できないまま進んでしまうと、その後の内容も雪だるま式に分からなくなるという悪循環に陥りがちです。

3.文化や学習スタイルの違いに戸惑っている

海外の教育システムは、日本とは根本的に異なる部分が多くあります。たとえば、

・積極的な発言と質問が評価される文化
・批判的思考(クリティカルシンキング)を重視する姿勢
・頻繁なグループワークやプレゼンテーション

など、日本の「講義を聞いてノートを取る」スタイルとは大きく異なります。この文化的な違いに適応するのに時間がかかり、授業への参加に消極的になってしまうことも、「ついていけない」と感じる大きな原因です。

授業中、自分の意見を主張したり、他の学生の発言に反論したりするよう求められる場面では、日本の教育で培われた「協調性を大切にする」価値観との違いに、悩みを抱える留学生は後を絶ちません。

授業についていけない時の具体的な解決策

授業についていけないと感じたら、早めに行動を起こしましょう。問題を放置すればするほど、状況は悪化してしまいます。ここでは、今すぐ実践できる具体的な解決策を3つご紹介します。

教授やクラスメイトに積極的に質問する

分からない点をそのままにせず、すぐに質問する。これが最も効果的な解決策の一つです。

授業後に教授のオフィスアワー(質問受付時間)を訪ねて疑問点を解消したり、クラスメイトに助けを求めたりするのを恐れないでください。

多くの教授は留学生の状況を理解しており、サポートしてくれる姿勢を持っています。質問は、むしろ「学ぶ意欲がある」証明であり、評価につながる場合もあります。

学校のサポート制度を活用する

多くの大学には、留学生向けのサポート制度が充実しているため、積極的に利用しましょう。

・ライティングセンター: レポートやエッセイの添削、構成の相談
・チューター制度: 特定の科目の個別指導
・留学生オフィス(ISO=International Student Office): カウンセリングや学習方法のアドバイス

これらを上手に活用し、「一人で抱え込まない」ことが、挫折を防ぐ最大の鍵です。

予習・復習の時間を確保して基礎を固める

授業についていくための土台作りとして、予習と復習のサイクル確立が欠かせません。

・予習:授業前にシラバスを確認し、その日のトピックに関する基礎知識や重要な単語を事前に調べておきましょう
・授業中:細かい単語の聞き取りよりも、教授が伝えたい全体の流れや主要な概念を把握することに集中します
・復習:授業後すぐにノートを見直し、分からなかった部分を教科書や資料で再確認します

このサイクルを徹底するだけで、翌週の授業の理解度が格段に上がります。

留学前にできる「ついていけない」を防ぐ準備

事前にしっかりと準備しておけば、留学後のスタートがスムーズに切れます。ここでは、留学前にできる3つの準備を解説します。

渡航前に英語力を集中的に強化しておく

留学が決まったら、渡航前の数ヶ月間は英語学習に集中的に取り組みましょう。特に、リスニング力とアカデミックな英語力の強化が重要です。

オンライン英会話を活用して、英語で意見を述べる練習をしておくのもおすすめです。発音スクールで発音を矯正しておくと、リスニング力の向上にもつながり、授業での理解度が高まります。

自信を持って留学生活をスタートするために、できる限りの準備をしておきましょう。

留学先の授業スタイルを事前にリサーチする

留学先の大学がどのような授業スタイルを採用しているのかも、事前に調べておきましょう。大学のWebサイトでシラバスを確認したり、YouTubeで授業の様子を検索したりし、雰囲気をつかんでおくと安心です。

さらに、課題の種類やワークショップのような参加型授業の頻度などを確認しておけば、「思っていたのと違う」というギャップを最小限にできるでしょう。

留学経験者から体験談を聞いておく

実際に留学を経験した人から直接話を聞くのは、非常に価値のある準備です。

同じ大学や同じ国への留学経験者がいれば、「授業についていけなかった時にどう乗り越えたか」「どんな準備をしておけばよかったか」といった、実体験に基づいた貴重なアドバイスを得られます。SNSやオンラインコミュニティも活用して、留学のリアルな成功の秘訣を知っておきましょう。

まとめ:留学でついていけなくても諦めない

留学先の授業についていけないと感じても、自分を責める必要はありません。それは新しい環境で挑戦している証拠であり、成長のチャンスでもあります。大切なのは、問題を認識したらすぐ行動を起こすこと、そして諦めずに継続することです。

コロラド州専門留学会社I’ll be the Oneでは、渡航前の学校選びや煩雑なビザ関係書類の準備はもちろん、渡航後の学校生活や日常生活についても、コロラド留学経験を有するスタッフがご相談に応じます。留学中に直面する「授業についていけない」といった悩みにも、経験者だからこそできる親身なアドバイスで寄り添います。

さらに、コロラド州の雄大な自然に囲まれた環境での学習は、年齢を問わず心身ともにリフレッシュできる貴重な機会。山々に囲まれた場所で過ごす時間は、日常のストレスから離れ、新たな自分と出会うきっかけにもなるでしょう。

挫折を恐れてためらうのではなく、まずは情報収集から始めてみませんか?