留学の志望動機を書く際に注意するべきポイントとは?

2025.06.19

留学の志望動機はどのように書けばいいの?と不安に思う方もいるでしょう。
留学の志望動機を作成する際は、事前準備や書く際のポイントがいくつかあります。

今回は、コロラド州専門留学会社I’ll be the Oneより、
留学に志望動機が必要なケースや書く前に考えておくべきことや、実際に書く際のポイントについて詳しく解説します。

留学生の選考に無事通過するために必要な志望動機。書き方のコツを理解し、ぜひ今後の参考にしてみてください。

留学に志望動機が必要なケースとは?

留学に志望動機が必要なのは、以下の3つのケースがあります。

奨学金に申し込むとき
海外の大学に申し込むとき
交換留学に申し込むとき

それぞれのケース別に解説します。

奨学金に申し込むとき

奨学金を利用して留学したいと考える場合は、まず奨学金を支給してもらえるよう、選考に通過する必要があります。

奨学金は誰しもが必ず支給してもらえるとは限りません。志望動機が必要なのは、奨学金を支給する側の財団や組織にとって、
あなたが適した人材であるかどうかを見極める必要があるためです。

海外の大学に申し込むとき

海外の大学に入学する正規留学の場合にも、志望動機の提出が必要です。

あなたが自国の大学でなく、なぜその大学で学びたいのか、在学中にやりたいことやその大学の卒業生としてどうなりたいかについて、
大学側に知ってもらう必要があります。

交換留学に申し込むとき

自国の大学に所属しながら海外の大学に交換留学する場合も、選考に通るために志望動機は必須です。

交換留学の場合、厳しい審査基準を設けた学内選考を通る必要があるため、
成績や語学力だけではなく、志望動機も明確でなければ交換留学生として選出されません。

自分が他の学生より交換留学生にふさわしいことをしっかりとアピールするために、説得力のある志望動機が必要になります。

留学の志望動機を書く前に考えるべき4つのこと

留学の志望動機を書く前に、準備として以下の4つのことを考えておきましょう。

留学に行きたいと思った理由
何のために留学するのか
なぜその機関やエリアを希望するのか
留学後にどう活かしたいのか

ここでは、考えておくべき理由について詳しく解説します。

留学に行きたいと思った理由

まずは、なぜ留学に行きたいと思ったのかを自分の中で考えてみてください。
留学に行きたいと思った理由を考えることで、志望動機を書く上での軸ができます。

ここで大切なのが、留学に行きたいきっかけになった実体験について考えることです。

幼い頃のちょっとした体験でも良いでしょう。日本を飛び出して海外で学ぶことは容易ではなく、強い意志と行動力が必要です。
その源になるものは自分の中で何なのかをしっかり理解しておきましょう。

留学に行きたいと思った理由がしっかりと自分の中に軸として確立できれば、説得力のある志望動機を作ることができるでしょう。

何のために留学するのか

次に考えるべきは、何のために留学するのかという点です。

何となく「英語を話したい」「海外生活を体験したい」だけなどの、あいまいな目的では不十分です。
自分を留学生として選んでほしくても、あいまいな目的では、自分で英会話教室に通ったり、海外旅行をしたりすればよいのでは?と思われてしまいます。

そのため、何のために留学したいのかの目的を、自分の中で決めましょう。留学でしか達成できない目的が明確にあることを伝えることが重要です。

なぜその機関やエリアを希望するのか

留学したい目的が定まったら、なぜその機関やエリアを希望するかの理由も考えてください。

たとえば、自分が学びたい分野の高名な教授がその大学に所属している、知識を深めたい分野の研究が一番進んでいるなど、具体的な理由があるとよいでしょう。
ただ憧れの場所だからなどのあいまいな動機では、留学生を選考する担当者に刺さる志望動機は作れません。

その機関やエリアに留学するからこそ身に着けられる教養や価値観を、自分の成長の糧にしたいという流れだと考えやすいかもしれません。

留学後にどう活かしたいのか

最後に考えるべきことは、帰国後に留学先での経験を将来どのように自分の人生に活かしていきたいのかという点です。

所属団体や留学先の機関では、留学生が将来的に社会で活躍することを期待しています。
留学生の選考時にも、留学経験をどう活かすつもりかを興味深く知りたいと思っています。

たとえば、留学経験を活かして社会貢献をしたい、希望する職種に就いて活躍したいなど、可能な限り具体的に考えられるとよいです。

留学経験を将来どう活かしていきたいかを具体的に考えられれば、説得力のある志望動機を作ることができるでしょう。

留学の志望動機を書く際のポイント

実際に留学の志望動機を書く際には、以下のポイントを把握しておきましょう。

真実のみを書く!嘘は厳禁
受け入れ先の機関やエリアと関連づける
論理的な書き方を心がける(PREP法)
第三者に添削してもらう

それぞれのポイントの注意点などを解説します。

真実のみを書く!嘘は厳禁

志望動機を作成する際は、嘘は絶対に書いてはいけません。真実のみを書くように心がけましょう。

選考を通りたいからと、話を盛ってストーリーを壮大にしたいと考える方もいるでしょう。
しかし、嘘は絶対にNGです。もし、嘘であることがばれてしまえば、担当者からの印象はとても悪いものになってしまいます。
嘘は意外とわかってしまうものです。実際に面接した際に、話のつじつまが合わないなどの不自然な点が出てくることがあるからです。

志望動機を書く際は、嘘は厳禁!必ず真実のみで話を構成しましょう。

受け入れ先の機関やエリアを関連付ける

準備段階で考えたように、その機関やエリアを選んだ理由を志望動機で書けるとよいです。
自分のキャリアビジョンを留学先と関連付けることで、説得力のある文章になるからです。

自分の目指している将来像に近づくためには、この機関やエリアが最適だと考えていること、
またその根拠について、しっかりと説明できるようにしておきましょう。

論理的な書き方を心がける(PREP法)

志望動機の書き方にも注意が必要です。論理的に書くことを心がけましょう。

論理的な書き方とは、論点やポイントが整理され、理解しやすい文章になっていることです。
論理的に書かれた志望動機なら、何を伝えたいのかがすぐにわかります。

おすすめは、PREP法を用いて書くことです。PREP法とは、以下のように文章などをわかりやすく伝えるための文章の型です。

P(Point):結論
R(Reason):理由
E(Example):具体例
P(Point):結論

この順番で作成した文章は、最初に結論から入るため、何を言いたいのかが冒頭でわかります。また、理由や具体例を入れることで、文章に説得力を持たせられます。

PREP法を用いれば、伝わりやすい志望動機を書くことができるでしょう。

第三者に添削してもらう

書き上げた志望動機は、第三者に添削してもらいましょう。

自分では完璧に仕上げたと思っていた文章でも、第三者から見ると伝わりにくい表現だったり、誤字脱字があったりするケースもあるでしょう。
そのため、先生や同級生、先輩など、遠慮のない意見をもらえる相手に添削をお願いしてください。

第三者の意見をしっかり取り入れて、悔いのない文章に仕上げましょう。

まとめ:留学の志望動機を書く際に注意するべきポイントとは?

留学の志望動機を書く際には、準備段階として自分がなぜ留学したいのか、留学する目的などをしっかりと考えることから始めましょう。また、実際に志望動機を書き始める際は、嘘は書かず論理的に表現することが大切です。

そして、完成したら第三者に添削してもらいダブルチェックも忘れずに。

留学生の選考においては厳しい審査が入る場合が多いです。
自分が留学生にふさわしい人物であることを志望動機でアピールして、希望する留学を実現できるよう努めましょう。