-温泉-
コロラド州全土に27ヵ所の天然温泉。
週末は身も心も癒やしてくれるスパリゾートへGO!
コロラド州の地図を広げると「スプリングス」という地名が多く見られる通り、雪解け水を豊富に蓄えるロッキー山脈の麓に位置するコロラド州は良質の天然温泉の宝庫。
太古の昔から、先住民に心と身体の癒しの場として大切にされてきた温泉は現代でも多くの人に愛されています。豪華な温泉リゾートから昔の面影を残す野趣あふれる温泉まで、さまざまなスタイルの温泉の中からいくつかをご紹介します。
１.グレンウッド・ホットスプリングス（Glenwood Hot Springs）
世界最大の温泉プール
2013年に設立125周年を迎えたグレンウッド・ホットスプリングスは世界最大の天然温泉プールで、太古の昔に降った雨や雪解け水が地熱で熱せられ、地中の何層もの砂岩の層を通って湧き出すミネラル豊富な温泉です。その治癒効果から、先住民ユート族によって「偉大な薬」を意味する「ヤンパ」と名づけられました。
1888年にヤンパの源泉を利用して世界一大きなプールが作られ、一大リゾートに成長したグレンウッド・ホットスプリングスは世界的に有名温泉となり、ルーズベルト大統領や政治家をはじめ国内はもちろん外国からも映画スターなど多くの著名人が訪れる地となりました。
２.パゴサ・ホットスプリングス（Pagosa Hot Springs）
ギネスにも載る世界最深地熱温泉
パゴサという地名は先住民の「ヒーリングウォーター」を意味するPag-Osahに由来します。街には温泉水を利用したスパが数か所ありますが、最も大きな温泉施設がザ・スプリングス・リゾート・アンド・スパです。温度の異なる大小23の温泉プールがあり、サンワン川を眺めながらゆっくりと温泉に浸かることができます。ここの源泉は世界で最も深い地熱帯層から湧き出しており、2011年8 月にはギネスにも登録されました。源泉の深さは約305mとされていますが、水深を測定する測鉛線の長さが測定する度に足りなくなることから、本当の深さは現在でも判っていません。
３.ストロベリーパーク・ホットスプリングス（Strawberry Park Hot Springs）
コロラド州北西部、スティームボートに位置する温泉
荒々しい自然と静けさがバランスよくミックスしたストロベリーパーク・ホットスプリングスの歴史は、1880年代にさかのぼります。先住民と初期の開拓者が温泉を発見し、定住したことがその始まりです。山中の地形をそのまま残したアミューズメントパークのような景観の中で、昔の鉄道のカブース（緩急車）を改造したロッジやテントに宿泊し、自然と触れ合うひとときを過ごせます。
