留学費用の平均はいくら?項目別の目安と節約のコツをわかりやすく解説

2025.07.22

留学にかかる費用は、国や滞在期間、生活スタイルによって大きく異なります。
「どれくらいお金が必要なの?」「どんな費用がかかるの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。

今回は、コロラド州専門留学会社I’ll be the Oneより、学費・生活費・渡航費など、
留学に必要な主な費用の平均を項目別にわかりやすく解説するとともに、費用を抑えるための節約術もご紹介します。

リアルな金額感をつかむための参考にしてください。

【留学費用の内訳】何にどのくらいかかる?

留学費用は主に「学費」「生活費」「渡航費」「保険料」「ビザ取得費」などに分かれます。

例えばアメリカ留学の場合、年間の学費は約150〜620万円、生活費は100〜200万円、渡航費が20〜30万円、保険やビザ申請費用などのその他費用が15〜30万円程度かかります。

都市や学校、生活スタイルによって変動しますが、1年間で総額900万円程度が一般的です。
以下にアメリカに1年留学する場合の主な費用の平均をまとめました。

項目
目安平均(年間)
学費
150〜620万円 
生活費
200〜300万円 
渡航費 
20〜30万円
海外留学保険(1年)
15〜25万円
その他(パスポート・ビザ申請費など)
1〜7万円

このように、留学には多方面の費用がかかるため、事前の資金計画が重要です。

【期間別】留学費用の平均相場

留学費用の平均相場を、以下の5つの期間に分けてそれぞれご説明します。

1週間
1ヶ月
3ヶ月
6ヶ月
1年

ここからは、人気の留学先としてよく知られているアメリカ、イギリス、オーストラリア、フィリピン、マルタの5カ国について、それぞれの特徴や費用の目安を詳しく見ていきましょう。

なお、相場費用には、渡航費・生活費・その他の諸経費も含まれています。留学先選びの参考にぜひご活用ください。

1週間

各国への留学費用の目安は、以下の表のとおりです。


費用
アメリカ
約51万円
イギリス
約38万円
オーストラリア
約30万円
フィリピン
約22万円
マルタ
約34万円

アメリカは他国と比べて費用は高めですが、ネイティブの英語に触れながら本場の文化を体験できるため、留学先として非常に人気があります。

一方、マルタやフィリピンは比較的リーズナブルな費用で留学できるうえ、リゾート感あふれる環境でアクティビティも充実。
発音にあまりこだわらず、楽しみながら英語を学びたい方におすすめです。

1ヶ月

次に、各国に1ヶ月間留学した場合の費用平均をご紹介します。


費用
アメリカ
約100万円
イギリス
約84万円
オーストラリア
約65万円
フィリピン
約42万円
マルタ
約74万円

各国いずれの場合も、1ヶ月の留学には1週間の約2倍の費用がかかります。

1ヶ月という比較的長期の滞在となるため、滞在先の選び方によっては費用が大きく変わることも。
費用を抑えるためにも、事前の情報収集と慎重な検討が重要です。

3ヶ月

3ヶ月留学の場合の費用平均は、以下のとおり。


費用
アメリカ
約250万円
イギリス
約219万円
オーストラリア
約165万円
フィリピン
約118万円
マルタ
約191万円

上記の表からわかるように、3ヶ月の留学となると費用は大幅に増加します。
できるだけコストを抑えたいという方のために、記事の下部では費用を抑えるためのポイントもご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。

6ヶ月

続いて、一般的に「長期留学」とされる6ヶ月間の留学費用の平均について見ていきましょう。


費用
アメリカ
約470万円
イギリス
約408万円
オーストラリア
約310万円
フィリピン
約218万円
マルタ
約359万円

半年間の留学は、語学力を着実に伸ばせるだけでなく、現地の文化や生活にも深くなじむことができるのが大きな魅力です。

費用は短期留学に比べてかさみますが、その分、英語力の向上や将来のキャリアへのプラスなど、得られる価値は十分にありますよ。

一方で、フィリピンやマルタでは、1〜3ヶ月の短期留学や、他国と組み合わせる2カ国留学が主流となっており、半年間の滞在は比較的少ない傾向があります。

1年

最後は、1年留学をする場合の費用の平均です。


費用
アメリカ
約900万円
イギリス
約781万円
オーストラリア
約593万円
フィリピン
約388万円
マルタ
約697万円

1年間の留学は費用が大きくかかるため、経済的な負担はかなり重くなります。しかし、半年留学よりもさらに深い語学力の習得や現地での生活経験を積めるという魅力がありますよ。

とくにアメリカではワーキングホリデー制度がなく、物価もやや高いため、長期留学を計画する際は事前に十分な貯金を準備しておくことが重要です。

一方、ワーホリが可能な国では、現地で働きながら学費や生活費の一部をまかなうスタイルが人気です。

留学費用を賢く抑える5つのポイント

留学費用を抑える5つのポイントとして、以下の5つが挙げられます。

滞在方法を工夫する
奨学金制度や助成金を利用する
渡航費(航空券)を抑える
語学学校の期間を見直す
留学先の国や都市を選ぶ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

滞在方法を工夫する

留学費用を抑えるには、滞在方法の工夫が重要。

例えば、ホームステイよりもシェアハウスや学生寮を選ぶと、家賃を節約できる場合があります。自炊を心がければ食費も抑えられますよ。

また、長期滞在なら月額料金が割安になる場合もあるので、滞在期間に応じて適切なプランを選びましょう。

奨学金制度や助成金を利用する

奨学金制度や助成金の利用も検討してみましょう。多くの教育機関や政府、民間団体が留学生向けにさまざまな支援を提供しており、応募条件や対象国も多岐にわたります。

事前に情報をしっかり調べ、申請手続きを行うことで負担を大幅に軽減できますよ。これらの制度を活用して、経済的に無理なく留学を実現しましょう。

渡航費(航空券)を抑える

航空券は早めに予約すると割引価格を利用でき、格安航空券や経由便を選べばさらに費用を抑えられる可能性があります。

また、繁忙期を避けることも大切です。複数の航空会社や予約サイトを比較検討し、賢く航空券を手配すれば、留学費用を効果的に節約できます。

語学学校の期間を見直す

なるべく留学費用を抑えたいなら、語学学校の滞在期間を見直すのも一つの手。短期間で集中的に学ぶコースや、必要なスキルに絞ったプログラムを選べば、無駄な費用を減らせますよ。

また、長期留学を予定していても、一部を短期集中に切り替える方法もあります。自分の学習目的やスケジュールに合わせて期間を調整し、賢く費用をコントロールしましょう。

留学先の国や都市を選ぶ

留学費用を抑えるには、国や都市選びが重要です。物価や生活費の安い地域を選べば費用を節約できるでしょう。

しかし、価格だけで国や都市を決めるのは注意が必要です。

どの英語を学びたいか、例えばアメリカ英語やイギリス英語、または現地の文化に触れたいかを考えることも大切です。

費用と学びたい英語のスタイルをバランスよく考慮し、自分に合った留学先を選びましょう。

まとめ:留学費用の平均はいくら?項目別の目安と節約のコツをわかりやすく解説

今回は、人気の留学先各国の平均費用について詳しくご紹介しました。

留学費用は国や滞在期間、生活スタイルによって大きく変わるため、自分の目的や予算に合った計画が大切です。

費用を抑えたい場合は、奨学金の活用や滞在方法の工夫、航空券の早期予約なども検討しましょう。

また、長期留学は費用がかさみますが、得られる経験や語学力の向上は大きな価値があります。この記事を参考に、充実した留学生活を送るための準備に役立ててください。