留学が無意味と言われる理由!価値のある留学経験にしよう

2024.10.21

みなさん、こんにちは!

海外の学校に通い、現地の人々と生活するなど、留学に憧れを持つ方も少なくないでしょう。しかし、一方で留学が「無意味」と言われることも。その理由は、留学の目的が不明確であったり、帰国後に得た経験が活かされないことにあります。

この記事では、留学の概要と、意味のある留学にするためのポイントを詳しく解説します。留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

【留学の定義】そもそも留学とは?

ここからは、留学の定義を以下の3つの項目に分けて解説します。

  1. 文部科学省が定める「留学」について
  2. 履歴書に書ける「留学」とは
  3. ホームステイ=留学ではない

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 文部科学省が定める「留学」について

一般的に留学とは、海外で学びながら生活すること。文部科学省によれば、「留学は国際体験を通じて学生の個々の可能性を広げるもの」と定義されています。
留学生は、海外での経験を通じて国際理解を深め、知識を広げ、人脈を築き、英語力の向上が期待されます。国内外で活躍できる人材を育成する観点からも、留学は非常に重要な役割を果たしているといえるでしょう。

参考:文部科学省「日本人の海外留学」

2. 履歴書に書ける「留学」とは

履歴書に記載する際、「海外の学校で単位を取得したかどうか」が重要です。大学留学や交換留学では、現地の大学で単位を取得するのが目的のため、問題なく記載できます。しかし、語学留学やワーキングホリデーの場合、内容によって記載の可否が異なります。
とくにワーホリは自由度が高く、具体的な活動内容がわからないケースがほとんどです。観光をしながらの滞在も一つの過ごし方ですが、就職活動においてアピールポイントにならない場合、履歴書に書いても効果は薄いといえるでしょう。
語学留学やワーホリを考えているなら、TOEICなどの英語テストを受けたり、現地でスキルを習得するなど、具体的な成果を得ることを心がけましょう。

3. ホームステイ=留学ではない

短期留学を考えていると、「ホームステイ留学」というプランに出会うことが多いですが、実際はホームステイは留学の一形態ではありません。ホームステイとは、海外のホストファミリーの家庭に滞在し、現地の生活を直接体験する方法です。
このプランでは、学ぶことよりもホストファミリーとの異文化交流が中心となります。異文化に触れる貴重な機会ではありますが、必ずしも学校に通って単位を取得するわけではないため、留学としてカウントされない場合もあることを理解しておきましょう。

「留学なんて意味がない!」と言われる理由とは?

「留学なんて意味がない!」と言われる理由として、以下の3つが挙げられます。

  1. 短期間すぎる留学
  2. 日本人留学生と楽しんでいるだけ
  3. 大人になると英語は身につかないという思い込み

ここからは、これら3つをそれぞれ詳しく解説します。

1. 短期間すぎる留学

語学力の上達には、一定の継続的な学習が必要とされます。数週間や数か月程度の短期留学では、環境に慣れる間もなく帰国せざるを得ず、十分な学習効果を得られないケースも少なくありません。また、短期間では、現地の文化を深く理解したり、現地の人々との間に深い関係を築いたりすることも難しいでしょう。
留学期間の長短は、留学の目的や個人の状況によって異なりますが、短期間の留学であっても、しっかりと計画を立て、留学期間中に何を学びたいのか、何を経験したいのかを明確にしておくことが大切です。

2. 日本人留学生と楽しんでいるだけ

留学は、異文化に触れ、語学力を向上させ、将来のキャリアに繋げる貴重な機会です。しかし、同じ日本人同士で固まってしまい、英語を話す機会が少ない場合、留学の効果を最大限に引き出すことができません。
せっかくの留学生活を、日本の延長線上のように過ごしてしまうと、周囲からも「意味がない」と言われる可能性があるのです。
留学は、新しい環境で自分自身を成長させるチャンスです。積極的に現地の学生と交流し、英語でコミュニケーションを取ることで、留学の目的を達成できるでしょう。

3. 大人になると英語は身につかないという思い込み

確かに、子どもに比べて大人になってからの語学学習は難しい面もありますが、適切な学習方法と環境さえあれば、十分に英語力を伸ばすことができます。しかし、「大人になると英語が身に付かない」という思い込みが根強く残っているため、「留学しても意味がない」と短絡的に考えてしまう人がいるのです。
留学は、単に語学を学ぶだけでなく、異文化に触れ、自己成長を促す貴重な機会です。年齢は関係なく、留学は大きな可能性を秘めているといえるでしょう。

意味のある留学にするためのポイント

意味のある留学にするためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

  1. 留学前に英語を学習しておく
  2. なるべく英語環境に身を置く
  3. 留学に目的・目標をもつ

ここからは、上記3つをそれぞれ詳しく解説します。

1. 留学前に英語を学習しておく

留学前に英語を学習しておくことをおすすめします。ある程度の英語力があれば、留学初日から積極的にコミュニケーションを取ることができ、異文化への適応がスムーズになるでしょう。また、授業にも参加しやすく、学習効率も向上します。
基礎から学習をはじめ、日常生活で使う頻度の高いフレーズなども覚えておくと良いでしょう。

2. なるべく英語環境に身を置く

留学を最大限に活かすためには、なるべく英語環境に身を置くことが大切です。
英語圏に滞在し、英語を話す人々に囲まれることで、自然と英語に触れる機会が増え、語学力が飛躍的に向上します。また、異文化に触れ、多様な価値観に触れるからこそ、国際的な視野を広げ、自己成長を促せるでしょう。
具体的には、ホームステイやシェアハウスを選んだり、現地のサークルやクラブ活動に参加したりするのがおすすめ。積極的に現地の人々と交流し、英語でのコミュニケーションを恐れないことが大切です。

3. 留学に目的・目標をもつ

目的や目標がないまま留学してしまうと、ただ単に海外での生活を楽しむだけで終わってしまう可能性も少なくありません。留学中に何を実現したいのか、具体的に目標を設定することで、学習計画を立てたり、行動を計画的に進めたりできるでしょう。
たとえば、「TOEICで〇〇点を取る」「〇〇分野の専門知識を深める」「英語を話す人と友達になる」など、具体的な目標を設定すると、留学生活にメリハリが生まれ、より充実した日々を送れますよ。
留学の目的は、英語力向上だけでなく、将来のキャリアパスや自己成長など、多岐にわたります。自分の興味関心や将来のビジョンに合わせて、具体的な目標を設定し、留学を有意義なものにしましょう。

まとめ:留学が無意味と言われる理由!価値のある留学経験にしよう

今回は、留学がなぜ「意味がない」と言われるのかについて詳しく解説しました。
その理由は、短期間すぎる留学だったり、日本人留学生とばかり過ごしたり、さまざま。
正しい目標を持ち、計画的に行動すれば、留学は非常に有意義なものになりますよ。異文化を体験し、語学力を向上させるだけでなく、自己成長や人脈の拡大にもつながるでしょう。留学を成功させるためには、目的意識を持って積極的に取り組むことが重要です。